1855年(安政2年)、岐阜県揖斐郡六之井村に生まれた製茶問屋「瑞草園」の初代・五十川源左衛門は、1888年(明治14年)26歳で独立、揖斐郡池田町で製茶業を始めました。
当時、開港したばかりの神戸港に赴くなど新たな販路拡大に尽力。
果ては朝鮮半島や満州にも販路を求め、美濃のお茶の名を各地に広めていきました。
当時は5月に新茶ができると、夏から晩秋まで半年以上かけて全国の得意先を行脚。山中で山賊に会う危険もあったことから、お茶の道具のほか、刀や短銃も携行する命がけの旅だったと伝え聞いております。
また、明治中期には、粗悪品が出回り信用を落とした日本茶の窮状を憂い、品質の向上にも努め、製茶方法の改良にも努めるなどの功績が認められ「茶業功労者五十川翁記念碑」が贈られました。当時の記念碑は、今でも弊社の製茶工場の敷地内に残されています。
創業以来、お茶の加工・販売はもちろん、京都より茶師を招き農家へ技術を提供するなど、より優れた茶葉の生産・加工に力を注いでおり、そうして作られた池田町のお茶は明治神宮への献茶や2度の農林大臣賞受賞等、高い評価を頂いています。
そして2020年に、道の駅池田温泉店を改装し、若い世代も含め幅広い世代の方にお茶の魅力を発信し続けています。
1855
安政2年
初代源左衛門生誕
1888
明治14年
26歳で開業
1913
大正2年
農林大臣賞受賞
1927
昭和24年
農林大臣賞受賞
1991
平成3年
株式会社設立
2001
平成13年
有機JAS認定取得
2009
平成21年
ISO9001認証
2011
平成23年
道の駅「池田温泉」内に直営店を開店
2020
令和2年
直営店を改装